症例「アトピー性皮膚炎」 大阪府 Yさん 20代 男性

 

アトピー性皮膚炎の悪化により、夜も眠れないほどのかゆみに悩まされていたYさん。

(原因は、ストレス・飲食・コロナワクチンなど)

 

当院の施術を受けて以来、眠れるようになり、皮膚の発疹や赤味も軽減。

 

 

 

<初診時の皮膚の状態・舌診>

皮膚は全身にかゆみがあり、発疹と赤味がひどい状態。

皮膚表面はカサカサで、掻くとボロボロとはがれた薄皮が落ちる。

 

舌の表面には、分厚い苔がべっとりとついている。これは、体内に蓄積された余剰な水分(内熱と合わさって湿熱という状態に)や老廃物が色濃いことを示す。

 

 

 

<一ヶ月後の皮膚の状態・舌診>

皮膚の状態は明らかに好転し、かゆみもだいぶマシになった。

赤味は薄れ、発疹の広がりも収まっている。

 

べっとりついていた舌の苔は薄れ、体内の状態が改善されていることを示している。

いまだ舌の奥(下焦、すなわち下半身)の苔は残っており、さらなる改善が必要となる。

 

 

 

<三ヶ月後の皮膚の状態・舌診>

さらに皮膚の状態が良好に。夜のかゆみもなくなる。

 

 

体内浄化環境をクリーンし、脳の警戒ラインを下げれば、アトピー症状は改善していく方向となる。

 

今後も、この点を大切にしながら生活することで、アトピー体質から脱却することも可能となっていく。食養生・不要な人工物や薬物の排除・心身の負担をよくみながら、ケアしていくことが肝要となる。

 

 

 

 

 

 


症例「自律神経失調症・アトピー性皮膚炎・花粉症」 大阪府 Nさん 20代 男性

 

<主訴について>

 

 

 

自律神経失調症:

 

一年ほど前から疲れると諸症状が生じるようになる。(仕事が変わってから)

 

立ってると頭がふわふわする(座ったり、早く歩くとまぎれる)。運転・イライラ・夕方疲れると悪化。

 

たまに不眠(月に一週間続けてそういう時期がある)

 

食欲不振、音が大きく感じるときがある、目のピント合いにくい、体の冷え(特に手足)、顔のほてり、手の震え、めまい(耳鼻科でリンパの流れ悪いといわれる)、偏頭痛、光がまぶしいなど。症状の多くは仕事中、仕事後につかれたときにひどくなりやすい。

 

 

 

アトピー性皮膚炎:

 

20歳くらいからアトピー症状が出始める。ステロイドを薄めに塗って抑えてきた。

 

手足・胸腹・背中全体・顔

 

夏がひどく、秋は比較的マシ。

 

風呂に入るとすっきりするがかゆみは悪化する。

 

 

 

花粉症:

 

小学校以来、春にスギ・ヒノキ花粉で生じる。

 

 

 

 

 

<主な病歴>

 

原田病(高校生)。ステロイド治療。

 

小学校の時、かるい喘息症状アリ。今は治っている。

 

 

 

<その他>

 

平均6~8時間睡眠。寝つきはいいが、定期的に眠れない日が続く。変な夢を見ることがある。

 

季節の変わり目(秋が特に)に下痢をする。食べ過ぎても下痢しやすい。(通常は硬めが多い)

 

 

 

 

 

運動は休日に球技、夜の散歩20分ほど。

 

甘いものが好き(和菓子)。間食はほぼ毎日。今はケーキ類は控えている。

 

一日1.5リットルの水を飲む。(白湯)

 

酒を飲むとめまいが悪化、下痢しやすい。

 

ここ1・2年、あまり顔に汗をかかなくなった。胸・わき・背中に汗をかく。目ヤニがでやすい。膿みやすい。

 

 

 

 

 

<診断・治療方針>

 

元々、アレルギー体質で、肝>脾のバランスが生じやすい。

 

ストレスによる肝気の滞りに加え、疲れ・甘いものの摂取などで脾胃に負担がかかりやすく、肝気の高ぶりが脾の弱りを増長させている。春の花粉症、アトピー、原田病などは肝と脾胃のバランスが崩れることで生じるものと思われる。手足の冷えは気の巡りが悪いため。

 

また、秋口に下痢をしやすいのは夏の疲れ・水分の停滞が脾を弱らせているためで、飲食が負担をかけると下痢になりやすい。

 

これらにより、上下左右のアンバランスが生じ、諸症状が起こりやすくなる。体表所見から上・左に気の偏在。

 

 

 

証)肝気鬱結、肝脾不和

 

 

 

肝気の高ぶりを下し、気の巡りをよくしながら、脾胃の働きを調整する方向で治療を進める。

 

 

 

<配穴>

 

百会あるいは天枢を中心に取穴。(基本1穴ずつ)

 

 

 

1~5診までは「百会」「肝兪」「太衝」を使用。一進一退が続く。

 

6診~「左天枢」を用い、めまい症状が大幅に改善。

 

以降、「百会」と「天枢」を適宜使用。

 

 

 

治療は週一回を続け、改善と共に間隔を空けていった。

 

 

 

次第に症状の波が小さくなっていき、心の受け止め方にも変化が生じてくる。

 

花粉症は春になっても気にならない程度に。

 

アトピーは徐々に改善し、家族に「体の皮膚がましになった」と驚かれたそう。

 

薬も使わずかゆみもほぼない状態に改善。

 

 

 

27診で終了。以降、様子を見ることに。

 

 

 

 

 


症例「アトピー・夜泣き」 羽曳野市 0歳 女性

 

 

 

アトピー症状のある赤ちゃんの夜泣きが改善した例。 

 

生後6か月の女の子。

3月末から夜泣きがひどく、1時間おきに起きては泣いて、ハイハイで動き回る。
親も寝不足状態で疲労困憊。

困られて当院に相談。

夜泣きの他、上半身の湿疹(頭、首回り)がひどい、便が出にくい時がある。

アトピー症状の皮膚の湿疹あり。

 

<検査>
肝臓、腎臓、肺、下垂体、頭蓋骨の反応

 

<問診>

離乳食を3月末から始めた。

粉ミルクの問題、保湿剤、経皮毒について話をする。

体内浄化環境がクリアになっていないのは、排泄量が追いついていないから。
春の季節的な影響(気が上がりやすい)もあるが、第一にミルクの質と量を考え直す。

夜泣きを含め湿疹などは、体内浄化環境と自律神経の問題なので、こちらを整えれば出なくなると説明。

 

<初診>
エネルギーで調整。

抱っこした状態で主に頭蓋骨と内臓。

3回に分けて施術予定。

 

<2診目>
翌日来院され、

「昨夜は一回も起きずに朝までぐっすり寝ました」
とのこと。

仰臥位で内臓と頭蓋骨、下垂体を調整。

 

<3診目>
昨夜は1度だけ起きて泣いたが、母乳を少しやると、30分したらまた寝て朝までぐっすり。
便が出にくい。

 

翌朝、メールで報告。

「おはようございます。昨晩は11時半に寝て5時半までぐっすりでした。今朝やっとうんちが出ました」

 

 

触れるだけのエネルギー療法で、1・2週間続いていた夜泣きが収まった。

皮膚の状態も加味しながら、体内浄化環境を整えていくことが肝要だ。